最近「フェイクニュース」という言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。

 Wikipediaによると
虚偽報道(きょぎほうどう)とは、マスメディアやソーシャルメディア等において事実と異なる情報を報道すること、または事実と異なる報道を行うメディアそのものを指し示すことである。
初めから虚偽であることを認識した上で行う架空の報道や、推測を事実のように報道するなど、故意のものについては捏造報道といわれることもある。
英語ではFake Newsと言うが、日本語で「フェイクニュース」と言った場合、報道機関などではソーシャルメディアの虚報・虚偽報道を指すことが多い。
 インターネットを利用するなどして、個人でも情報発信が容易にできる時代です。一個人の発言が独り歩きして大きな事件になることもあります。熊本地震の際に「動物園の檻が壊れ、ライオンが逃げ出した」と嘘のツイートを投稿した21歳の男性が偽計業務妨害で逮捕されたのも記憶に新しいことと思います。
 使い方によっては悪意の嘘情報を流すことも可能です。とくに選挙中などは特定候補を貶めようと、でたらめな情報が飛び交っているのを見たこともあります。

 例えば、「議員が登壇する際に市長にお辞儀をしたら市長はお辞儀をしなかった」こんな噂を耳にしたら「市長感じわるいわね」「お高くとまって、腹が立つ」などと思いませんか?多くの人は事実を確認することなく、悪い噂を信じてしまうことが多々あります。

 ある議員が「お辞儀すらしない市長」というタイトルの記事を書きました。そして彼が証拠として一枚の画像を公開しています。その画像がこちら。
お辞儀すらしない市長
 確かに画像では市長はお辞儀をしていません。感じ悪いですね。

 念のため、議会の中継録画で確認をしてみました。

 解像度のせいでわかりにくいですが、私にはお辞儀をしているように見えます。
 
 ブログ記事の中では「彼女は選挙で自分のことを応援してくれなかった議員らに対しては会釈すらしません」という記述があったため、松下市長の対抗候補を応援していた議員の中継録画なども確認しましたがお辞儀をしているように見えました。

 主義主張や政治信条はそれぞれ自由です。政治家同士ですから意見の違いで対立することもあります。しかし虚偽情報で相手を貶めようとする行為は政治家以前の人としての問題ではないでしょうか。

 皆さまもフェイクニュースにはお気をつけください。