市長による施政方針が発表され、来年度の予算の概要なども公開されました。

 その中で昨年3月の予算委員会で私が質疑し、導入を提案したRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の導入について、試行導入が決まり予算化されました。

 今回の試行導入では「庁内業務の効率化の推進と職員の業務負担軽減のために、RPAを試行導入し、職員が手作業で行っている単純・反復業務や提携業務や定形業務の一部を自動化するとともに、今後の拡大に向けた検証を行う」とされています。
 これにより、今まで人の手で行われていた単純作業が自動化されることになります。そこで確保された人的リソースは、例えば人でなければ行えないようなクリエティブな作業を行うことなども検討されるのではないでしょうか。
RPAは、画面上のアプリケーション、システム画面を識別し、人間と同じように操作を行うことができるようなソフトウェア(ソフトウェアロボット)によって実現されている。ソフトウェアロボットは伝統的なプログラム言語で構築されるわけではなく、事前に設定された実行手順に従って動作する。RPAが目指すのは伝統的なIT部門スタッフ向けのプログラミングベースの自動化ではなく、ITナレッジの少ない業務部門スタッフ向けの直観的な操作で構築可能な自動化である。ソフトウェアロボットは仮想知的労働者で、業務部門のスタッフが未経験の新入社員をトレーニングするように、直観的な方式で短時間でトレーニング(構築)することが可能である。
この概念は2つの意味を持っている。まず、業務自動化に関して業務部門におけるセルフサービスが実現される。次に、高度なITスキルを持つIT部門のスタッフがERPシステムやBPMシステム等戦略的でコアな企業ITシステムの構築、導入、運用に集中することができる。ERPシステムやBPMシステムの導入は通常業務変革が伴われるため、企業にとって中長期に渡って大きな効果をもたらす。一方RPAの場合は短期間で業務オペレーションの効率・品質・コストの改善をもたらす。したがって、RPAは既存の自動化取り組みに対する補完手段ともいわれている。
(Wikipediaより)

 検証結果と今後に期待をしています。