令和元年11月12日、厚生労働省から「キッズ・ゾーンに関する通知」が発出されました。

5月に発生した大津市での痛ましい事故。お散歩中の園児ら16人が死傷する事故が発生したことは日本中にショックを与えたことと思います。また先月には八王子市でも軽貨物車がやはりお散歩中の園児の列に突っ込み、保育士を含む計6人が怪我をするという事故が発生しました。

大津市は事故後、子供の安全対策について、国に「キッズゾーン」の設置や予算措置の緊急要望を行い、それに応える形で「キッズゾーン」の全国に設置する方針を示したものです。

厚生労働省による具体的な例としては次のような内容が挙げられています。
(具体的な交通安全対策の例)
・キッズ・ガードの配置
保育体制強化事業(※)により、保育支援者が保育所外等での活動において見守り活動を行い、子どもが集団で移動する際の安全確保を図る。
 (※)園外活動時の見守り等といった保育に係る周辺業務を行う者(保育支援者)の配置の支援を行い、保育士の業務負担の軽減を図る制度。

・路面の塗装等による注意喚起 散歩コースの安全点検の結果等を踏まえ、散歩コース箇所等に「キッズ・ゾー ン」の文字を路面に塗装し、未就学児童が通行する可能性があることを自動車 の運転手等に周知する。また、大津市においても同様の取組みを行っているところ。

キッズゾーンについて、武蔵野市ではまだ検討が行われていません。12月の一般質問において、早急な検討を求める質疑を行いました。
広くはない武蔵野市ではキッズゾーンが他の規制と重なるなどの懸念もありますが、お散歩コースなどに鑑みた柔軟な対応が必要だと考えます。

kidszone
写真は大津市が設置したキッズゾーン
(大津市HPより引用https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/yoho/renkei/26587.html)